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永久に§13§

[534]  夏姫  2010-02-09投稿
サイから連絡をもらってから、1週間が経つ。

彼が今、どこで何をしているのか、私には分からない。

夜勤になったのかどうかの知らせさえ、私の元には来なかった。

――サイは今頃、何をしてるんだろう…。

一人部屋の中で、静かに携帯を見つめる私。

もうすぐ8時になる。

きっと今日も電話はかかって来ないだろう。

かける先が彼の実家で無ければ、私は何度でも彼の携帯にかけるのに…。

――馬鹿みたい。そもそも、サイが私の事をまだ好きでいるかどうかも分からないのに。

日に日にささくれだっていく私の心。

突然泣き叫びたくなる。

笑っていたかと思えばサイの事を思い出して涙が浮かぶ。

自分自身をコントロール出来なくなっていた。


誰かと会話するのが辛い。

自然に、人と関わらなくなっていく自分を止める事も出来ない。


バレンタインが近い。

サイは甘いモノが好きだ。

だからこそ、サイの事ばかり考えてしまう。

誰かに助けてもらいたいと感じてる自分に腹が立つ。

――今の私は、どうかしてる。

でも、ドウシヨウモナイ…。

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