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眠りのリアル4

[356]  夕陽  2010-02-11投稿
あなたは、眠りで疲れますか?
身体に痛みを感じますか?

僕の夢はどんどん現在に近づいてきていた。

ただ、残念なのは有名人に出会わない。
日本は江戸時代へと、西洋もまた時代の変遷。

誰もが、そんな訳ないと思うような事がずっと続く。
また、僕自身も信じたくなかった。
だが、必ずはっきり覚えているのだ。
それなら、ファンタジックな夢とか見たいものだよ。

現在に近づくにつれ、拳銃がメインのツールになる。
熱くて痛い。ドンと押された様な感覚だ。
誰か、拳銃で撃たれた経験のある人は、是非教えて欲しい。

そして、何故僕は中くらいの役所なんだろ?
なんか、良い役欲しいなぁ。どうせなら。

なんて思いながら、リアルな夢の世界で生きてる。
逆に言えば慣れてきて、そんな事を考えるようになっていた。

慣れとは怖いものだ。

しかしながら、いまさらだが、話してる言葉は日本語である。
世界の何処であろうと。
僕のコミュニケーションツールは日本語しかないから、それ以外で話されたら、アウトだね。

アメリカ禁酒法時代も体験したが、僕は現実酒は全く飲めないが、酒の為にいろいろ苦心し、酒を手に入れる。
飲んでも酔えないのだ。
貧しいだろうと思う少女が、法を犯して必死に稼いでいた。
その時、僕の立場はそこそこ裕福のようであった。
こっそり援助していた。
(お、なかなか良い感じだ)僕は夢の世界では、必ず一人ぼっち。
なんだか親しみを感じたのだ。
少女は天涯孤独のようだった。
だが、その少女も僕も命の危険にさらされていた。食うか食われるかの世界。
誰を信じれば安心感は得られるのか?

現実の世界にはたくさんいるのに、何故。

少女が咳込んでいた。
僕は病院を探した。
携帯電話なんてない時代。しかも、目が覚めて調べてわかった禁酒法時代。アメリカである事には気づいていたが、救急車は何番か知らない。(今も)

やっと診察を受ける事のできる病院を見つけた。
なんで僕はこの少女に対してここまでしているのか、いまだに疑問だ。
天涯孤独の身同士だからか…。
診察を終え、僕は呼ばれた。
ドクターは首を横に振った。もう、手遅れのようだ。
名前も知らない少女。
君は夢の中でどうなったんだ?
献杯。

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