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スカバンburn!!最終章 -21- ライバルバンドの悩み

[380]  きゃし・  2010-03-05投稿

助けられた二人とちひろと伸昭は近所のファーストフード店に寄った

ち「ごめんってばー!“春”ちゃん」

秋「“春”ちゃう!“秋”!!」

ち「わーごめんなさぁい!」

伸「悪気はないねん。まあ許してやってよ。“秋”ちゃん」

頬杖をついてにっこり笑う伸昭を秋奈は横目で睨んだ

光「で?あんた達は何やってたの?」

ち「僕達ねー練習抜けてサボってた」

けだるそうにストローの袋をいじりながらちひろが答える

秋「サボり?」

伸「そう。なんかねーうちのお嬢様が口うるさくて。」

光「お嬢様?」

伸「そ!あのボーンのお嬢様」

秋「あぁ、あの子。」

ち「もーほんま厳しいねんで!『ちーちゃんそこ違う!』『もうまたちーちゃん遅い!』ってめちゃ怒んねん(;_;)」

指で目尻をつり上げ真似て見せた

伸「もうほんま恐い恐い。」

光「へー。大変そう。」

興味なさげに棒読みで答えた

ち「何、その顔ー!他人事と思ってるやろ!みっきー!」

光「いや、そんなこと…」

伸「ほんまみっきー達のバンドがうらやましいわ」

テーブルの上のポテトを見下ろしながら伸昭が呟いた

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