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クリスタルクラッシュ2―?

[460]  いっと  2010-03-07投稿
「驚きすぎだぞ」
ダリルは苦笑した。
「驚くに決まってるじゃない!…この人、あの村に何か関係があるんですか?」
「いや、何も」
「はあ?」
ミーナは眉間にしわを寄せながら、首を傾げた。
「私が説明しましょう」
エナンは小さく咳払いをして、ザックが来た時から今に至るまでの経緯を詳しく説明した。
「へえ…そんな事があったんだ」
ミーナは納得したように小さく頷いた。
「俺はまだこいつを完全に信用した訳じゃないけどな」
ダリルはチラリと座り込んでいるザックを見た。
「…」
ザックは唇を尖らせて、ダリルを見た。
「ザックさん、どうぞこちらの椅子に座って下さい。あなたはもう我々の仲間なのですから」
リリアはにっこりと微笑んで、エナンの隣の席に座る事を勧めた。
「ありがとうございます」
ザックはほっとしたような顔で冷えた尻を撫でながら立ち上がると、勧められた席に座った。
「ふうん…顔は五十点、体は六十点ね」
ミーナはザックの顔や体を値踏みした。
「は?」
「ああ、気にしないで。あくまで私から見た点数で、見る人によっては満点もありうるから」
「はあ…」
―変わった女の子だなあ…。
ザックは苦笑して、席についている四人を見渡した。
「え…と、とりあえず簡単に自己紹介をしてもいいですか?」
「そうですね。お互い自己紹介がまだでした」
エナンは大きく頷いた。
「名前はザック・アルバートです。農家の生まれでつい最近まで畑仕事をしていました。これからよろしくお願いします」
ザックは簡単に自己紹介をして、小さく頭を下げた。
「武器は使えるのか?」
「一応、剣を…」
「剣か。腕はどうなんだ?」

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