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過ちを愛した恋の中のユダ

[493]  となりのトトりん  2010-03-11投稿
噛み切られた 私の恋情
うねりながら輝く太陽
月と陽の交錯する隙間は
幾度も来るのに
それは一つしかない


時煌(ときめき)を感じたのか
それは揺らぐ日々という獣に
食いちぎられてしまう


無惨な…
残酷な…

しかし そこにしか生まれない
刹那の『美醜』


決して
形を持たない物を
恋した末路が

私という現しを見ない
俯く狂人


そこにしか
生まれることのできなかった
過ちを愛した
恋の中のユダ…

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