〜雨の日〜2話『後』
旅館の朝は早い。
枕の横の携帯のディスプレイを見ると4時30分だった。
12時くらいに寝床についたが今日の事で頭がいっぱいで一睡もしてない。
目は完全に覚めてしまったので、とりあえずトイレにこもることにした。
働けるかはわからないと言っていたが、あそこまではっきり自分のことを言ってしまったらもう引き下がることはできない。ってか働けないとなんか恥ずかしい…。
予定の5時が近づいてきた。
じっとしていられなかったので部屋の外にある小さなベンチで来るべき時間をただ黙々と待った。
…足音が聞こえる。
昨日の『彼女』が目の前で止まった。
彼女 『おまたせ!』
『じゃあ行こうか』
俺 『え!?ちょっ…』
俺は働けるのか彼女に聞きたかったがそんな間もなく彼女は先を歩いていく。
昨日は暗くてよく見えなかった顔を今日まじまじと見て頭の中から離れない。
昨日は面と向かって話すのは恥ずかしかったこともあってあまり覚えていなかった。
彼女の足が止まった。
緊張が走った。
そこは大きな襖の部屋で襖の大きさからして部屋もかなりの面積だろう。
誰か偉い人が待っているのだろうか?
もしかしたら昨日言ってたオーナー?いや、まだ心の準備が…。
そんな気持ちとは裏腹にすぐに襖は開く。
そこには布団が部屋狭しと敷かれていて誰かが寝ているようだった。
俺 『ここって…何?』
彼女 『厨房の料理人のみなさんの寝室だよ』
何ができる?と言われて『料理』と答えたからっていきなりこうなるとは思わなかった。
俺 『俺、今日から料理人?』
少し嬉しかったりこそばゆかったり。
彼女 『そこまでは知らないけどね』
『ま、頑張って』
するとすぐに部屋から出ていこうとする。
俺 『ちょっと待って』
『名前教えてよ』
昨日から聞けなかった一番聞きたかったことをやっと言葉にできた。
彼女 『初雪 姫』(そめゆき ひめ)
少し笑って部屋から出ていってしまった。
これから何をすればいいか分からず立ち尽くした。
あとがき…
毎回長文ですいません
読んでくださった方感謝です
アニメのパロディーがどういうものか分かりませんが気に入らなかったら消してくださいm(..)m
枕の横の携帯のディスプレイを見ると4時30分だった。
12時くらいに寝床についたが今日の事で頭がいっぱいで一睡もしてない。
目は完全に覚めてしまったので、とりあえずトイレにこもることにした。
働けるかはわからないと言っていたが、あそこまではっきり自分のことを言ってしまったらもう引き下がることはできない。ってか働けないとなんか恥ずかしい…。
予定の5時が近づいてきた。
じっとしていられなかったので部屋の外にある小さなベンチで来るべき時間をただ黙々と待った。
…足音が聞こえる。
昨日の『彼女』が目の前で止まった。
彼女 『おまたせ!』
『じゃあ行こうか』
俺 『え!?ちょっ…』
俺は働けるのか彼女に聞きたかったがそんな間もなく彼女は先を歩いていく。
昨日は暗くてよく見えなかった顔を今日まじまじと見て頭の中から離れない。
昨日は面と向かって話すのは恥ずかしかったこともあってあまり覚えていなかった。
彼女の足が止まった。
緊張が走った。
そこは大きな襖の部屋で襖の大きさからして部屋もかなりの面積だろう。
誰か偉い人が待っているのだろうか?
もしかしたら昨日言ってたオーナー?いや、まだ心の準備が…。
そんな気持ちとは裏腹にすぐに襖は開く。
そこには布団が部屋狭しと敷かれていて誰かが寝ているようだった。
俺 『ここって…何?』
彼女 『厨房の料理人のみなさんの寝室だよ』
何ができる?と言われて『料理』と答えたからっていきなりこうなるとは思わなかった。
俺 『俺、今日から料理人?』
少し嬉しかったりこそばゆかったり。
彼女 『そこまでは知らないけどね』
『ま、頑張って』
するとすぐに部屋から出ていこうとする。
俺 『ちょっと待って』
『名前教えてよ』
昨日から聞けなかった一番聞きたかったことをやっと言葉にできた。
彼女 『初雪 姫』(そめゆき ひめ)
少し笑って部屋から出ていってしまった。
これから何をすればいいか分からず立ち尽くした。
あとがき…
毎回長文ですいません
読んでくださった方感謝です
アニメのパロディーがどういうものか分かりませんが気に入らなかったら消してくださいm(..)m
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