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スカバンburn!!最終章 -38- 最強リズム隊

[342]  きゃしー  2010-03-20投稿

それは慶太郎がバスケをやめると決めたあの日

――猛「ええん?それで…」

慶「ええねん。これでやっとドラムだけに集中できる」

猛「…じゃあ俺も辞める!」

慶「!?」

猛「俺も慶太とバンドやる!ドラムやる!」

慶「…バンドにドラムは二人もいらん」

猛「えぇ!?…じゃ、じゃあ…」

慶「ベースは?」

猛「え?」

慶「俺とお前のリズム隊なんて最強じゃない?」

猛「…慶太…!…うん!やる!俺、ベースにする!!」――

猛「それで俺、親友の慶太郎と一緒にバンド組むためにバスケ部辞めてん」

光「へえ…(単純な奴)」

猛「…でもなあ、一緒にやろうって言ったのに、あいつさっさと一人で翼バンドに入りやがってん!」

光「…へえ(あいつらしい)」

猛「でも…それだけあいつはドラムが好きで夢にまっすぐや。そんなあいつが自分の腕、傷つけてでも守ったなんて…あいつもやるなぁ」

光「…」

猛「あーあ、最強リズム隊になるって決めたのになあ!…なんか結局慶太だけやったんやな、最強は…」

光「タケ…?」

猛「俺はいつも…慶太に頼ってばっかや」

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