携帯小説!(スマートフォン版)

トップページ >> ノンジャンル >> alone 8=現れた少女=

alone 8=現れた少女=

[355]  兼古 朝知  2010-03-23投稿


その時だった。


――バサッ!!


湿らせた木綿の手ぬぐいを振ったような音が聞こえた。

晶は、自身の顔に何か温かい液体がついたのを感じた。

「…は…!?」

先程まで泣いていた兵の首が、斬られていた。
晶の顔についたものは、兵の血だった。


「…ち、使えん粕が」

どこからか、忌々しげな舌打ちが聞こえた。

声のする方を見ると。

「…ミ…ツル?」

「何だ?」

かつて共に笑い、遊んでいたあの少女が、日本刀に似た刀を片手に立っていた。

感想

感想はありません。

「 兼古 朝知 」の携帯小説

ノンジャンルの新着携帯小説

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス