クリスタルクラッシュ3―?
｢お前、クリスタルって知ってるか？｣
｢クリスタル…国が独立する前に使われて多くの人が死んで、それを見かねた魔術師が全て隠した…っていうあの？｣
｢そうだ｣
ダリルは小さく頷いた。
｢それをうちの王様が見つけてしまったのよ｣
｢え…ええっ！？｣
ザックは飛び上がらんばかりに驚いた。
｢まだ誰にも知られていない事ですけどね｣
エナンは小さく息を吐いて、頭を掻いた。
｢ど、どうして分かったんですか？｣
｢…姉のいた村が大爆発に巻き込まれた…というのは話したでしょう？｣
｢…まさか…｣
ザックは震える声でポツリと呟いた。
｢そう。村はクリスタルの威力を試す為の犠牲になったのよ｣
リリアは静かに、そして僅かに怒気の含んだ声で言い放った。
｢う…｣
ミーナは口を手で覆いながら、嗚咽を漏らした。
｢ミーナさん…？｣
｢…ミーナはね、その村の唯一の生き残りなの｣
｢！｣
ザックは目を大きく見開いた。
｢許されねぇよなあ。本当に…｣
ダリルは唇を噛み締めながら、優しくミーナの背中をさすった。
｢百歩譲って敵国の軍相手に試すのはいいとしましょう。ですが、自国のそれも罪も無い村人を相手に試すのは鬼畜の所業としか言いようがありません｣
エナンは拳を握りしめて、強い口調で言い放った。
｢本当なんですか、それ…？｣
｢ああ、ここに目撃者がいるからな｣
｢クリスタル…国が独立する前に使われて多くの人が死んで、それを見かねた魔術師が全て隠した…っていうあの？｣
｢そうだ｣
ダリルは小さく頷いた。
｢それをうちの王様が見つけてしまったのよ｣
｢え…ええっ！？｣
ザックは飛び上がらんばかりに驚いた。
｢まだ誰にも知られていない事ですけどね｣
エナンは小さく息を吐いて、頭を掻いた。
｢ど、どうして分かったんですか？｣
｢…姉のいた村が大爆発に巻き込まれた…というのは話したでしょう？｣
｢…まさか…｣
ザックは震える声でポツリと呟いた。
｢そう。村はクリスタルの威力を試す為の犠牲になったのよ｣
リリアは静かに、そして僅かに怒気の含んだ声で言い放った。
｢う…｣
ミーナは口を手で覆いながら、嗚咽を漏らした。
｢ミーナさん…？｣
｢…ミーナはね、その村の唯一の生き残りなの｣
｢！｣
ザックは目を大きく見開いた。
｢許されねぇよなあ。本当に…｣
ダリルは唇を噛み締めながら、優しくミーナの背中をさすった。
｢百歩譲って敵国の軍相手に試すのはいいとしましょう。ですが、自国のそれも罪も無い村人を相手に試すのは鬼畜の所業としか言いようがありません｣
エナンは拳を握りしめて、強い口調で言い放った。
｢本当なんですか、それ…？｣
｢ああ、ここに目撃者がいるからな｣
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