携帯小説!(スマートフォン版)

禁断

[425]  アヤミ  2010-03-27投稿

貴方に身をあずけて

溺れて

シーツの波間で

酔っていたい

貴方の体温と鼓動と

貴方の声と指だけで

息がこぼれ落ちる

毎夜 毎夜

繰り返すのに

どうして切なくなるの

どうして哀しくなるの

貴方の残した

背中の爪痕さえ

心地いいのに

どうして二人

泣きながら乱れるの


愛し合うことは

許されないから


二人 お互いに思うの

出逢うために生まれた

そしてまた
泣いてしまう

生まれたときのように

感想

感想はありません。

「 アヤミ 」の携帯小説

詩・短歌・俳句の新着携帯小説

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス