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太陽の恋人

[377]  ブランキー  2010-03-27投稿
ココナッツミルクって
案外美味しく
ないんだね

一口嘗めた後
彼女はそう呟いて
窓の外の西の空を
悲しげに見上げた

まるで彼女が僕を
つまらない人間だと
言い放ったような
気がした…

そのとき空が
茜に染まったのは
きっと彼女の
センチメンタルが
原因だろう

太陽は僕よりも
彼女を理解していた。

そうやって
太陽は僕を殺したのさ

つまらない僕を
そうやってね…

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