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放課後の呼び声

[994]  シェバ  2010-03-29投稿
キーンコーンカーンコーン

「あ〜!やっと授業終わったぁ〜!」

「あんた…授業終わる度にそれ言ってない?」

「え?そかな…。」

こんなヤル気の無い私の名前はユキ!
そして、私に突っ込んでくる隣の子は、ミカ!
私の大親友です!
今は最後の授業が終わって、部活に行くトコです。

「じゃ、あとでね!」

「あとでね、ミカ!」

この言葉を最後に、私はミカに会うコトは二度と無かった…。

私はバスケ部のマネージャーで、練習が終わって片付けをしていました。

最後のボールをカゴに戻し終えた時、顧問の先生が、

「みんな帰ったから、部室の鍵、閉めておいてね。」と言いました。

私は「はい!」と返事をして、誰もいない部室の鍵を閉めました。

「暗いなぁ…。先生達も帰っちゃったのかな…。」

いつもは見回りの先生がいるのに、今日に限って誰もいません。
私が帰ろうとした時、


「ユキ…。ユキ…。」と、頭に直接響くように、声がしました。

「!?…だっ…誰…?」

後ろから気配がして、振り返ると、そこには、ミカがいました。

「なんだ…ミカかぁ。もー、びっくりさせないでよ!」

「ユキ…。ユキ…。」

「ミカってわかったんだから、もうその手には乗らないよ〜。」

「い……いの………ち………」

「え?よく聞こえないよ!猪木?」

「命…ちょーだい…」

「…え?」

すると、ミカは…いや、ミカの皮を被った何かは、口が裂け、目は真っ赤に充血し、身体中の肉や骨が丸見えになった。

「キャアアアアア!!」

ミカの皮を被った何かは、私の肉を引き裂き、心臓を抜き取った。

「…ミ………カ…」

私の心臓を抜き取った、ミカの皮を被った何かは、美味しそうに心臓を食べ、最後に私の皮を、肉を、骨を引き裂き、食べた。

まだ残っていたらしく、見回りをしていた先生が異変を察知し、部室棟に来た。

「あ……ああ…」
腰を抜かした先生の視線の先には、私の血で、部室の扉に、こう書いてあったらしい。

『3日後に…命ちょーだい…』

その文字の下には、次に命を食われるであろう、先生や生徒の名前がビッシリと、書いてあったらしい。

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