携帯小説!(スマートフォン版)

一片ひらり

[499]  となりのトトりん  2010-04-05投稿
花びらは風に吹かれて
ひとひらひらり

呼吸に乗せて
ひとひらひらり
さよなら
さよなら
呟き舞い去る

ひとひらひらりと
囁き舞い去る

遠くへ行きたいけれど
何かに頼らなければいけないから
自我を抑えて風を待つ

いつか
一人で飛び立ちたいと願い待つ

いつか
一人で飛び立ちたいと願い待つ

私は大きな風を
足掛かりにして
一人 ひらひらりと
飛び立ちます

だから今は待っていて…
きっと貴女の傍まで
飛んでいくから

今は辛くても
私は自我を抑えて風を待つ
今は辛くても
きっと行くから

いつまでも
いつまでも

私を待っていて…
たとえ貴女がいなくなっても
きっと
そこまで飛んでいくから

感想

感想はありません。

「 となりのトトりん 」の携帯小説

詩・短歌・俳句の新着携帯小説

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス