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白夜の夜

[586]  己景 & 羝斗  2010-04-07投稿
真夜中の街…

人が行き来する交差点…

その近くに俺の家が、建っていた。
だが、今は無い。
俺が学校に行ってる間に全部、燃えた…。
今は、アイツの家に居候している。

アイツの名前は安井 恋


『オーイ!!白夜!!ご飯だよ!!ご飯!!』

恋が来た。
俺は、アイツが苦手だ…。
アイツを見ると、息苦しくなる…。
だけど、居心地が良い…。

『何してるの?早く行こ!!ご飯だよ♪』

「あ、あぁ…。」

『ねぇ、白夜?明日さ、買い物についてきてくれないかなぁ?』

買い物?恋は、買い物が苦手だったはず?

「あぁ…わかった。」

『やった♪じゃあ、明日の夜中の9時に行こ!!』

「あぁ…わかった…。9時だな。…9時!!!!!?」

しまった、思わず叫んでしまった。

『ダメ…かな?』

「いや…いいけど…。」



次の日の9時

『白夜!!早く行こ♪』

恋は楽しそうに、はしゃいでいる。

見ている、こっちが楽しい。

「待てよ!あんまり走るな!」

『見て見て!!白夜だよ!!ほら♪』

「あ?俺?」

『違ーう!!空の方だよ!!見てよ!!』

空は本当に白夜だ…。

『でも私は、人間の方の白夜が好き♪』

(トクン トクン)

あぁ…俺は恋が苦手だったんじゃなくて、好きだったのか…。

「俺は本気で、お前が好きだ…。俺と、付き合ってくれ。」

恋は顔を真っ赤にした。

『私で、よければ…。』

思わず、抱きついてしまった、だけど今でも後悔は、しない。

ずっとずっと…。

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