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冬の幻聴

[639]  魔王  2010-04-11投稿
わたしは今、何をしている
ただ…右手の親指を携帯の
腹の上を滑らせながら、ふ
とそう思った…


3年前のこの季節、私は

高校1年生として入学式を
終えた頃だった…。

新しいクラスの重圧感に
耐えれなかった私はいつも
決まって中庭の桜の木の下
で休み時間を過ごした…。
しかし… その場所には何
故か冬の匂いが漂っていた


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