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ほっぺキングダム 23 〜守るべきものを殺してしまうかも知れない…ありまの悲しき涙? まだまだ人気投票開催!5月いっぱいまで投票受け付けます?〜

[334]  るー6  2010-05-03投稿
「え…まあ、少しは。」
「少し…強くなった気がした?」
「う…うん。」
「それが…誰かの力で強くなれたとしても、有馬はいいの?」
誰かの力…
「僕達がエネルギーを誰かから注がれているところ見たことないでしょ?」
「あっ…そうだっけ…。」有馬の立場が面白いほど崩れ落ちていく。
「一人前のほっぺ戦士になるには、自分でエネルギーを作り出さないと…。」
おかたくのメガ少し光った気がして怖かった。まあ、ほっぺは輝いているけど…。
「いつまでもみーくんのエネルギーに頼っていると、どんどん強くなる有馬にエネルギーを吸い取られる負担が大きくなり、最悪死ぬ…。さっきも顔には出てなかったけど、みーくん…相当疲れているよ…。」
おかたくの長ゼリフを聞いて、やっと自分のぬか喜びに驚く有馬。
「俺のほっぺが、みーくんを殺すことにもなるって事か…。」
おかたくは大きく頷いた。守るべきもの…。それが有馬の成長により、殺してしまうかもしれない…。
有馬は戸惑った。
「自分でエネルギーを作り出すには、時間が掛かるし、修行みたいなのも必要だ?」
「……?。」
自分を責める有馬。自己中な性格を恨んだ。
「どうすんの?やんの?」「何を?」
「だから、修行やる?ここ脱出したら…。」
有馬の答えは、「はい」か「やるぜ」か「やってやろーじゃねぇか」から1つ選ぶ。
「やってやろーじゃねぇか。」
「ふーん。厳しいかんね。」
そう告げると、おかたくはみーくんの下へと戻っていった。
有馬は自分のほっぺをつまんでみた。
これが全部、みーくんから奪い取った力…。
そんな力で勝っても…負けに等しいよな…。
いや、俺負けだよ。
涙が、頬を伝っていった。袖で、いくら拭っても、涙がとまらなかった。
「くっそ…。」
そこに、みーくんがやってきた。

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