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ほっぺキングダム 28 〜どうか…どうかみーくんを返してくれ…?有馬の土下座! この話で泣ける!…と思う?るー6おすすめ!〜

[317]  るー6  2010-05-05投稿
その時有馬はぐーすかピー?
でも、すげぇ寝相が悪く、壁に何度もぶつかっていた。そのちょっとした痛みで有馬は起きた。
「痛ぇ…何でだよ。」
お前の寝相が悪いからである。すると、ダクトの方が騒がしい。おかたく、しのたくは深い眠りについているので気づいていない。
有馬は手探りで隣にいる…はずのみーくんを起こす。「みーくん…。ちょっと起き…ってあれ?」
…みーくんがいない?
「え?…どうして?」
ダクトが騒がしいので、有馬はまさかと思い、ダクトの扉に耳を傾ける。
(まさか…みーくんが襲われてる?)
すると、『助けて』と聞こえた。
有馬の心臓は、はち切れそうだった。
「…おい!」

「やっと…君に仕返しできるよ…。」
そこには、黒焦げの死体?つーかゾンビっぽい奴に襲われてるみーくんがいた。「てめぇ、許さねぇ?!」有馬は覚醒しようとした。だが、みーくんの力を借りないとできない。アレンの策だった。
「覚醒するのに、まだこいつのエネルギーを借りてるのね。あなたは。」
アレンが水を差す。これじゃあ倒すことができない有馬は、怒りを堪えて、アレンに要求した。
「どうか…どうかみーくんを返してくれ…。頼む…。」
「ベタな展開。さっきの威勢はどうしたの?こんなにも私を黒焦げにしちゃって。」
有馬はアレンの言葉など聞かず、土下座の体勢に入った。
「ちょっとちょっと〜。かっこ悪いわよ。あ、り、ま、くん?」
「お願いします!みーくんを返してください?」
「有馬…。」
みーくんの目に広がる、有馬の無様な姿。
「みーくんは、俺の…俺の…大切な…。」
「あー聞きたくない。親友とかカッコつけたこと言いたいんでしょ?」
有馬は話を続けた。
「俺バカで…バカで、何も考えられないけど、俺の事を思ってくれる奴は、絶対守るって…心に決めたものがある。俺は、バカはバカでも、ただのバカじゃねぇ。」
アレンは凄いウケていた。どうやら自分のことを『バカ』って言う人は初めてだ!と思っているのだろう。「そういうのを、ただのバカって言うんだよ。」
アレンは、有馬の耳元でささやいてあげた。
有馬は悔しかったが、心のなかで思っていた。
(これが、今の俺にできる最大限のこと…。
俺は…どうなったっていいから…?)
「バーカ。」
アレンの一言で、有馬の理性が切れた。

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