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恋、おおき一年間9

[724]  烏稼啄  2010-05-06投稿
実は、アイトからしては珍しい事ではない。なぜなら彼は、悩みや相談を解決するという事を自主的にしている。
しかも、良い好評なのだ。

だからアイトは何の躊躇い(ためらい)もなく彼女の家に向かったのだ。

家に着いた。

「こっちよ」

と二人は2階に行き部屋に入る。

「はぁ〜 疲れた 疲れた 」

と真名が制服を脱ぎ始めた。

当然、アイトは部屋を出るか真名に背を向けるか、するのだが…

「あっ 大丈夫 制服の下に着てるから」

「そうかい」

「さてと… 手伝ってほしいことがあって川澄君に相談したの…」

「手伝ってほしいことって?」

「恋が、したい」

「難しいことを…」

「恋って、どういうものか分からないの したことないから」

「ふ〜ん で、具体的に何をしたらいいんだ?」

「デートやら、雰囲気とかを知りたい まずは」

「わかった」

(今まで告白してきた男とか、たくさんいただろうに恋をしたことがないなんて…)

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