ほっぺキングダム 32 〜有馬…しのたく…おかたく…さよならだね…?みーくんの死〜
アレンはするりと避け、腕からレーザーを出した。
有馬は避けはしたものの、少し腕にかすめてしまった。
「痛ぇ…。」
「もう、守るべき人はいない…不幸な男ね。」
有馬は腕の痛みを押さえながら、アレンを睨んだ。
(俺…勝つから。みーくん、勝つかんな。)
有馬のほっぺから炎のレーザー(バーニングレーザー)が放出された。
アレンと雑魚共は、ストーリーの展開的に、それをまともにくらった。
「ぐっ…。」
灰と化したアレンと雑魚共。
有馬の覚醒は終わった。残ったエネルギーは怪我の治療に回された。
「何でだよ…。」
有馬はみーくんを抱えて、大きく揺さぶった。
「何でだよみーくん?」
有馬はみーくんの体に顔をうずめ泣いた。
どんどん冷たくなっていくみーくんの体。
有馬の泣き声が、やがてしのたくのもとへも響いた。「…?」
しのたくは、おかたくを起こし、声のする方に向かった。
「ダクトの方から、声がしたんだけど…。」
ドアを開けたら、有馬が泣いている姿があった。
「どうしたの?」
しのたくは優しく聞いてみた。
有馬は、みーくんを指差した。
そこには、有馬の下で倒れている、青白くなったみーくんがいた。
「まさか…」
おかたくの予想に、有馬は頷いた。
「ウソだろ…?」
しのたくも驚いている。
おかたくの目にも涙、涙、涙…???
「みーくん…。」
「俺が寝ている間に、ボコボコにやられてた。助けに行ったんだけど、俺、守れなくて…?」
有馬は状況を詳しく説明した。
「そんな…」
しのたくとおかたくは自分を悔やんだが、しのたくは有馬にこう告げた。
「何で…助けに行く時起こしてくれなかったんだよ。」
「そ、それは俺が助けてやりたかったから…」
有馬が呟くと、しのたくは有馬を殴った(ほっぺでじゃないよ。腕で殴ったんだよ?)
「そんなプライドなんて必要なかったじゃねぇか?…」
「……」
有馬は何も言い返せず、
「1人にして。」
と言った。
「しのたく、これ以上言うのも…。」
おかたくはしのたくをなだめた。
有馬はゆっくり、離れていった。その光景を見ておかたくは、
「修業して…みーくんのかたきを打つしかないのか。」
しのたくは複雑な表情をしていた。おかたくは話を続ける。
「もう…みーくんを助ける術は…。」
おかたくがこの一言を言い掛けたとき、しのたくは口を開いた。
「あるよ。助ける方法。」
有馬は避けはしたものの、少し腕にかすめてしまった。
「痛ぇ…。」
「もう、守るべき人はいない…不幸な男ね。」
有馬は腕の痛みを押さえながら、アレンを睨んだ。
(俺…勝つから。みーくん、勝つかんな。)
有馬のほっぺから炎のレーザー(バーニングレーザー)が放出された。
アレンと雑魚共は、ストーリーの展開的に、それをまともにくらった。
「ぐっ…。」
灰と化したアレンと雑魚共。
有馬の覚醒は終わった。残ったエネルギーは怪我の治療に回された。
「何でだよ…。」
有馬はみーくんを抱えて、大きく揺さぶった。
「何でだよみーくん?」
有馬はみーくんの体に顔をうずめ泣いた。
どんどん冷たくなっていくみーくんの体。
有馬の泣き声が、やがてしのたくのもとへも響いた。「…?」
しのたくは、おかたくを起こし、声のする方に向かった。
「ダクトの方から、声がしたんだけど…。」
ドアを開けたら、有馬が泣いている姿があった。
「どうしたの?」
しのたくは優しく聞いてみた。
有馬は、みーくんを指差した。
そこには、有馬の下で倒れている、青白くなったみーくんがいた。
「まさか…」
おかたくの予想に、有馬は頷いた。
「ウソだろ…?」
しのたくも驚いている。
おかたくの目にも涙、涙、涙…???
「みーくん…。」
「俺が寝ている間に、ボコボコにやられてた。助けに行ったんだけど、俺、守れなくて…?」
有馬は状況を詳しく説明した。
「そんな…」
しのたくとおかたくは自分を悔やんだが、しのたくは有馬にこう告げた。
「何で…助けに行く時起こしてくれなかったんだよ。」
「そ、それは俺が助けてやりたかったから…」
有馬が呟くと、しのたくは有馬を殴った(ほっぺでじゃないよ。腕で殴ったんだよ?)
「そんなプライドなんて必要なかったじゃねぇか?…」
「……」
有馬は何も言い返せず、
「1人にして。」
と言った。
「しのたく、これ以上言うのも…。」
おかたくはしのたくをなだめた。
有馬はゆっくり、離れていった。その光景を見ておかたくは、
「修業して…みーくんのかたきを打つしかないのか。」
しのたくは複雑な表情をしていた。おかたくは話を続ける。
「もう…みーくんを助ける術は…。」
おかたくがこの一言を言い掛けたとき、しのたくは口を開いた。
「あるよ。助ける方法。」
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