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会いたかった。君に…

[989]  ayaki  2010-05-09投稿
「嵐宮さんが、転校する事になりました…。」

小学校6年生の10月20日、私は違う小学校に転校する事になり、今日…先生がクラス全員に伝えた

「え…!?なんで…?」

教室がざわめく。皆が
私に目を向けていた…

自分だって転校したく
ないもん。だって、
好きな人がいたから…

でも、用事だし…
仕方ないよね…?

そして、休み時間…。

「なんで、転校なの?」

「転校ってどこにだよ」

いや…聞かないでよ。
私は、まだいたいの…
皆と…君と一緒に…。

好きなくせに、告白は
出来ないから…。

私が君を好きになるまでの事を教えてあげる。

始まりは5年生の頃…
私と君は同じクラスになった。君の事を気にし始めるのは、算数の時間。

「算数の時間は、4クラスに分かれます。
太陽と虹ABと星です。」

算数の時間はクラスが
別々になる。

「莉乃♪何にする?」

私と仲のいい友達、
高垣咲耶が聞いて来た

「莉乃は…虹かな♪」

「へ〜、咲は太陽だよ
一緒のクラスにしよう」

「えー?虹がいいよ…」

結局、私と咲は別々の
クラスにする事にした

私は虹、咲は太陽。

数日後、クラス発表。

太陽は…高垣さん…です

おお!咲は太陽決定!

「虹は人数が多いので
ABに分かれますので。
まずA、嵐宮さん…森君
ですのでね♪」

え!?このクラスでは
女子1人だけなの!?

その後、虹Bには女子が
たくさんいた…(泣)

そして、算数の時間。
私は虚しく虹A教室に向かう。気まずいなぁ…

教室に着くと、席決めをしていた。

身長順らしい…。

結局、私は4番目…
君の隣りの席になった
君は私より背が小さい
君…森裕也は算数の授業が退屈なのか、私に話しかけて来た…。

「おまえの好きな人って大久保だろ!!(笑)」

「なっ、何で知って…」

「高垣から聞いた(笑)」

「言っとくけど、咲も
大久保の事好きだよ…」

「え!!マジで!?」

その時は…森裕也ではない、大久保隼人が好きだった…。

それから算数の授業は、君と話す時間になった。

次回をお楽しみに☆
ayaki

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