ほっぺキングダム 40 〜あなたはこの物語を読んでどう思いますか。 同情までしかできないと、諦めてしまいますか。 これで「家族」を考え直してください。〜
父親は金があるか必死に探していた。物をぶん投げたり、棚を倒したり…。もうお構いなしだった。家中に物の倒れる音が響く。
「みんな…押し入れに隠れて。…でもすぐに見つかるか…」
考えていたみーくんの前に有馬が立った。
「有馬。離れたほうが…」有馬は首を横に振った。
「今は、僕を守らなくてもいい時なんだよ?」
それでも首を横に振った。「友達を放っておけない。」
有馬はその一点張りだった。
とうとう、父親が僕の部屋に入ってきた。
「金。どこだ?」
「…。」
みーくんは下を向いて、泣いている。辛いのだろう。「何だよ。友達呼べる家なのかよこれが。」
父親はみーくんを殴り付けた。
有馬は止めに入る。おかたくは何もできない。
「おまえ…ムカつくんだよ!ここから出ていけ!」
父親はみーくんを蹴り飛ばした。
みーくんはぐったりしている。有馬は、
「やめてください!みーくんは悪いヤツじゃない!」「今日もパチ。5万だ。くれ。」
涙と血に滲んだ顔。
「5万…」
涙声でみーくんは言う。
「そう。5万だ。」
みーくんは、震える手で、引き出しの奥から、5万を取り出した。
「ありがとよ。また明日も5万な。」
すっと取られた5万。当然、返される訳がない。
みーくんは泣き叫んでいた。
2人は、みーくんの真実に、ただ絶句するばかり。
有馬は、みーくんの背中をずっと擦っていた。
「俺…何もできなかった。ごめんな?」
おかたくは、若干怯えていた。
「お願い…今のは見なかったことにして…って言われても、できないよね?」
みーくんの家の現状が、有馬とおかたくの胸にずしっと響いたのであった…。
「もう…金なんてないよ?あれも、最後の5万だよ?」
「だよな…。あんなんじゃ、金なんてすぐになくなるよな…?」
同情することしか出来ないのか。
有馬は必死に自分に出来ることを考えた。
「みんな…押し入れに隠れて。…でもすぐに見つかるか…」
考えていたみーくんの前に有馬が立った。
「有馬。離れたほうが…」有馬は首を横に振った。
「今は、僕を守らなくてもいい時なんだよ?」
それでも首を横に振った。「友達を放っておけない。」
有馬はその一点張りだった。
とうとう、父親が僕の部屋に入ってきた。
「金。どこだ?」
「…。」
みーくんは下を向いて、泣いている。辛いのだろう。「何だよ。友達呼べる家なのかよこれが。」
父親はみーくんを殴り付けた。
有馬は止めに入る。おかたくは何もできない。
「おまえ…ムカつくんだよ!ここから出ていけ!」
父親はみーくんを蹴り飛ばした。
みーくんはぐったりしている。有馬は、
「やめてください!みーくんは悪いヤツじゃない!」「今日もパチ。5万だ。くれ。」
涙と血に滲んだ顔。
「5万…」
涙声でみーくんは言う。
「そう。5万だ。」
みーくんは、震える手で、引き出しの奥から、5万を取り出した。
「ありがとよ。また明日も5万な。」
すっと取られた5万。当然、返される訳がない。
みーくんは泣き叫んでいた。
2人は、みーくんの真実に、ただ絶句するばかり。
有馬は、みーくんの背中をずっと擦っていた。
「俺…何もできなかった。ごめんな?」
おかたくは、若干怯えていた。
「お願い…今のは見なかったことにして…って言われても、できないよね?」
みーくんの家の現状が、有馬とおかたくの胸にずしっと響いたのであった…。
「もう…金なんてないよ?あれも、最後の5万だよ?」
「だよな…。あんなんじゃ、金なんてすぐになくなるよな…?」
同情することしか出来ないのか。
有馬は必死に自分に出来ることを考えた。
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