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スカバンburn!!最終章 -86- たいしたことない

[361]  きゃしー  2010-05-20投稿

――ファミレス

聖「…そういうことか…」

急遽集合させられたメンバー。光希が事情を話す間、全員が口を閉ざしていた。

光「ごめん…自分でも正直、まだ迷ってて…」

全員が黙ったままの中、最初に口を開いたのは翼だった。

翼「なーんや!そんなことか。」

光「…え?」

翼「それより俺、腹減ってんねん。なんか頼もう、おねーさぁん!!!」

美「わざわざ呼ばんでも、そこにスイッチあるでしょ」

猛「俺も腹減ったな、すみませーん!ハンバーグ!!!」

波「タケ、半分こしよー!」

秋「じゃあうち、このサラダ」

聖「お前ら、行儀よくしろよ!」

光「…?!」

いつも通りのメンバーに戸惑う光希。そんな光希に隣の拓郎がちらっと視線を送る。

拓「…皆、そんなのたいしたことないって言いたいんだよ。お前がどんなに遠くに行っても、ずっと関係は変わらないって。距離なんか関係ないって。」

光「……。」

聖「そうや、みっきー。遠くへ行ったからって“さよなら”なんてことはないで」

猛「たとえ地球の裏側に行ったとしても…うっ…おりぇらはぁ…うっ…ともらち…で…うわーん!」

秋「もう泣かんといてや!せっかく堪えてたのに…わぁん!!!」

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