ほっぺキングダム 43 〜おかたくの悲しい現実〜
体中、残飯だらけになったおかたく。体に付いたものを掻き集め、口へと運ぶ。堅くなったご飯は全然美味しくなかった。でも、妹が生まれてからずっと味わわされてきたこの生活。おかたくにとってはこれが食事なのだ。
でも、慣れているのに、こんな生活慣れているのに、涙が、溢れそうになる。
実際今、涙が溢れていた。悔しい。何で僕だけ、仲間外れにされなくちゃならないんだ…。理由も詳しく分からない。妹と何が違うのか分からない。
しばらくして、母親が来た。
「玄関。掃除。」
食べ散らかした残飯を拭くための雑巾を、ただ投げ付けられ、おかたくは掃除を始めた。
「あっ、そうか。お前もゴミか?」
母親はビニール袋を持ってきて、おかたくを閉じ込めた。
「マジ捨てたいんだけど。生ごみと一緒に。」
おかたくが入った袋に、生ごみを入れ始めた。
「マジ死んでいいよ。」
袋は縛られ、外に放り出された。
3月も終わりとはいえ、まだ寒い。
生ごみの臭いも、正直嫌だ。
こんなこともあろうかと、おかたくは、つまようじを常備。
袋に穴を開けて、バレないように逃げる…。いつもそうしてきては、殴られていたのだが。
さすがに耐えられないので、しょうがない。
つまようじで、穴を大きくしていく。
ようやく、出れた。
おかたくは、家から逃げた。その途中、2人に会った…。
でも、慣れているのに、こんな生活慣れているのに、涙が、溢れそうになる。
実際今、涙が溢れていた。悔しい。何で僕だけ、仲間外れにされなくちゃならないんだ…。理由も詳しく分からない。妹と何が違うのか分からない。
しばらくして、母親が来た。
「玄関。掃除。」
食べ散らかした残飯を拭くための雑巾を、ただ投げ付けられ、おかたくは掃除を始めた。
「あっ、そうか。お前もゴミか?」
母親はビニール袋を持ってきて、おかたくを閉じ込めた。
「マジ捨てたいんだけど。生ごみと一緒に。」
おかたくが入った袋に、生ごみを入れ始めた。
「マジ死んでいいよ。」
袋は縛られ、外に放り出された。
3月も終わりとはいえ、まだ寒い。
生ごみの臭いも、正直嫌だ。
こんなこともあろうかと、おかたくは、つまようじを常備。
袋に穴を開けて、バレないように逃げる…。いつもそうしてきては、殴られていたのだが。
さすがに耐えられないので、しょうがない。
つまようじで、穴を大きくしていく。
ようやく、出れた。
おかたくは、家から逃げた。その途中、2人に会った…。
感想
感想はありません。
「 るー6 」の携帯小説
- ROOM 24 〜かかってこい、俺が絶対守る〜
- ROOM 23 〜殺してやろうか〜
- ROOM 22 〜岬の異変〜
- ROOM 21 〜許さない、理性の限界〜
- ROOM 20 〜裏切りなしで過ごしたい〜
- るー6日記 1月30日 〜水戸市とは〜
- ROOM 19 〜絶望〜