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俺の意志はどこにある3

[523]  ウォン  2010-05-24投稿
リンゴーン・・リンゴーン・・・

開始の鐘はなった。

こんにちは、キンポウゲキングダムの次期”国王”ヤンです。

花嫁候補のバトルがはじまる。

花嫁バトルは全てが全てと戦える形式になっており、勝ち試合の多い娘が”俺”の花嫁となる。

うちの親父の時もやはりそうだったらしく、数多くいる候補の中から俺の母親がえらばれた。

俺の母親ははるばる南の都からやってきており、故郷にはたくさんの兄弟、姉妹がおり、決して裕福な家庭ではなかったらしい。とある日巨大な津波に襲われた母さんの都は壊滅状態で、母さんはそれを救う為に参加したらしかった。

そんな動機で・・・と思うが母親は、

「今となって思うの、津波も貧困もお父さんに逢うためだったのじゃないかしら?て。運命だったのよ、きっと」

幼い俺の頭をなでながら母親が語る。

都は今や壊滅のみるかげもなく、再建をはたしている。津波の対策もしっかりされているし、故に都の真ん中には親父と母さんの銅像がたつ。母さんの兄弟達もキングダムの後ろ盾をもち、みなそれぞれの道にすすんだ。それはまた別の物語・・・

俺の花嫁候補達も・・誰と言わず、花嫁に決まったこは”これが運命だった”って思ってくれるのだろうか・・・こんな姿の俺でも・・・

俺が物思いにふけっている間も試合はすすんでいた。


「ヤーーー!」

先に仕掛けたのは空手を得意とする女。


「なんのっ!」

看護師見習いが真っ正面からくる拳に分厚い本でかわす。

各々得意とする分野で戦う。

「白血球とは血液中に存在する白い血液の事をさす!丸かバツか!」

専門的な知識がとぶ

「ふざけるなぁ〜!白い血液があってたまるかぁ〜」

ひっかけ?にも騙されずすかさず上段蹴りが炸裂。

「キャッ!」

防御が間に合わず吹っ飛ぶ。

すかさず飛び掛かるボーイッシュテイストな空手家!立ち上がりかけた看護師見習いに足払いをかけ、こけさせる。

そのまま押さえ込みカウントに入る!


勝敗はどちらかが”参った”というか、気絶させるか、またはカウントもとったりする


「・・・エイト!・・ナイン!・・・テン!!」

第一の試合勝負はついたようだった。

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