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旅の記憶(福岡から…)

[341]  ヒロ  2010-05-30投稿
長崎のキャンプ場から福岡の駅へマイケルと名乗る謎の外国人を後へ乗せ、忍者を走らせるブル
なんとか無事に駅に到着した
マイケル、「ブルさん、どうもありがとうございます」と、片言の日本語で話ながらヘルメットを脱ぎブルに渡した
ブル、「いやなに、元気でな、気をつけていけよ」と、ヘルメットを荷物の中に入れた
マイケル、「あなたは家族です。本当ありがとう」とブルに手を差しのべ握手を求め、ブルはそれに答えた
ブル、「こちらこそ楽しかったよ、ありがとう」
手を放すとマイケルは駅の中へと歩き出し、時折ブルの方を振り返り手を振り、ブルはマイケルが見えなくなるまで見送っていた

ブル、「さて、行ったな。俺はどうすっかな?家族かぁ…そういや(過ぎていたのだが)お盆だし、親の所にでも行くかね」
ブルの両親は宮城県仙台である
元々は東京なのだが、仕事でブルを残し(当時、ブルが東京で仕事に就いていたので)仙台へ転勤して行ったのだ
ブル、「じゃあ、日本海周りの宮城へ行きますか!」
と、ブルは軽く言うが、日本海周りの方が近道とはいえ、1500km以上ある道程を下道で向かって行くのである
普通じゃないのだが、ブルはバイクを走り出さした

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