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ほっぺキングダム 51 〜人体洗脳室?不気味な部屋に向かう4人〜

[326]  るー6  2010-06-04投稿
「おぅ!やってやろーじゃねぇか?」
有馬は1人で気合いを入れた。また…乗ってくれない…。
4人はダクトへと向かった。
「ここから一気に降りるよ。」
有馬は苦しそうな顔をした。
「やっぱり、足とか痛い?」
みーくんが囁くと、有馬が頷いた。
「有馬、ハシゴ降りられないみたい。足痛くて。」
みーくんはしのたくに言ったら、呪文を唱えた。
有馬の体が一気に急降下?「うわあああああ!」
地下3階までたたき落とされた。
「ごめん。まだこの術、攻撃用だから。サポート用じゃないんだよね?」
「もっと丁寧に降ろせ!マジ痛い…?」
しのたくも、さすがにやりすぎたと思ったのか、また呪文を唱え、有馬の筋肉痛を治してあげた。
「え…筋肉痛が。」
有馬はしのたくに、「ありがとう。」と言った。
「そこで待ってて。」
しのたく達も、おり始めた。
「この先が、人体洗脳室。」
有馬は知ったかぶりした。「違う。この先は人体洗脳室…へとつながる廊下!」しのたくは付け加えた。
「別にいいじゃねぇか。そんくらい。」
すると、しのたくは扉に耳を傾け、中の状況を確認している。
「…大丈夫か?」
有馬は心配する。
「ああ。」
しのたくは扉を開けた。薄暗い廊下には、不気味な程誰もいなかった。
人体模型が廊下の隅に並木道の様に並んでいる。
有馬は怖いものが苦手なので、この時は、みーくんの後ろに隠れた。
するとおかたくが、
「まさか…人体模型の中に、隠れてたりするかも。敵。」
しのたくは、恐る恐る人体模型を蹴飛ばしてみる。
「誰も…いないようだよ。」
「蹴飛ばす音で、普通隠れていたら声出すもんね?」おかたく納得。
4人はだんだん廊下の奥へと進んでいく。まるでお化け屋敷のようだ。みーくんも少し怖くなってきた。
有馬はすげぇ震えてた。
「ねぇ。こんなの動かないんだし…」
みーくんがなだめても、
「だ…だだだだだけどさ…俺…こここここういうのの…」
みーくんはダメだと思った。有馬はみーくんにしがみ付いている。
すると、廊下の奥に、重そうな扉が現れた。
「これが…人体洗脳室?」

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