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ほっぺキングダム 53 〜しのたくと片崎くんが激突?正気を取り戻した片崎くんの目的とは〜

[283]  るー6  2010-06-07投稿
しのたくと同じく、魔術師。しのたくは何とか避けた。
「すばやいね…。片崎くん。」
しのたくは、片崎くんを睨み付ける。
「別に…あなた達に助けられてほしくないし、助けてって頼んだ覚えもないよ!」
片崎くんは、ほっぺからレーザー放出?
しのたくもレーザー放出。おかたくも、ほっぺエネルギーを出し、片崎くんに攻撃。
2対1。だが、何とか力でねじ伏せることができた。「気を失っているだけだから。」
おかたくは笑って言った。「じゃあ、マインドコントロールを解くか?」
しのたくは魔術で、片崎くんの洗脳を解いた。
「まだ…目開けないのか?」
「有馬。しばらく休ませてあげようよ。」
みーくんの言葉に、有馬はしぶしぶ頷いた。
少し寒いし、気味悪いが、人体洗脳室で、休憩をとることにした。
「何で…こんなに敵がいないの?」
みーくんは、しのたくに聞いてみた。
「分からないんだ…。逆に不気味だよ。」
「いいじゃねぇか。戦わねぇ方が。」
有馬はお気楽だ。
「だから…どっかに敵が隠れているんじゃないか…ってこと。その可能性が高い事も考えられるだろ?」
「あ…そうか…。」
しのたくは若干キレ気味に答えたので、少ししょんぼりした有馬。
まあ、それは置いといて、次はおかたくがしのたくに質問した。
有馬、みーくんもおかたくを見る。
「もしかして今日…しのたくが言ってた、儀式やってんじゃない?」
そうだ…僕が幹部だったとき、もうすぐ空さまの儀式やるって通達されてたっけ…。
「ありえるね。」
しのたくは険しい顔になった。
「ここから…儀式の会場まで遠い?」
みーくんが尋ねた。
「会場の場所が…分からないんだ。」
「そんな…マジで?」
有馬は拳を床に叩きつけた。
その振動でなのか、片崎くんが起きた。
「起きた!片崎くん!」
みーくんがいち早く気付いた。
「あ、いいよ。無理しなくて。」
片崎くんは起き上がり、どこかへ行こうとした。
その手を有馬が掴んだ。
「どこへ行く?礼ぐらい言え。」
「…今から空さまのもとへ、いや、空を倒す。」
これはおいしい話だ!と思った有馬は、
「じゃ、俺たちも連れてって。別に仲間になれとか言ってるんじゃなくてさ、案内してくれないかな。空のいるところまで。」
「…。」
片崎くんは無言のまま、有馬に地図を手渡した。
「これが…?」

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