携帯小説!(スマートフォン版)

トップページ >> 詩・短歌・俳句 >> ダーインスレイヴという邪剣

ダーインスレイヴという邪剣

[408]  ヤルンヴィドの番犬  2010-06-11投稿



さぁ、我を抜くがいい。

理性という名の鞘から
我を解き放つがいい。

さすれば、
お前に立ちはだかる
様々な困難や
障害など屠ってくれよう。

邪魔者も、害を成す者も

軟弱な『愛』も

全てをつちくれに
してくれよう。






そう、我こそが力。

ひと振りすれば、
命の灯など消し飛ぼう。

強い力こそがお前を、
より強くするものだ。

我は、肉を裂き、
血を浴びるために
存在する。

肉を裂き、
血を浴びる事こそ
我が欲望。







さぁ、我に浴びせよ。

破壊した証たるものを。

命を奪った証明を。




それこそが、力を
より高みへ導く。


絶対の力をお前にもたらす。


力が欲しいのだろう?

強い力が欲しいのだろう?

安易に、圧倒的な力が
欲しいのだろう!






力の類は数あれど、
最も強いのは唯一つ。

権力でも、

腕力でも、

財力でもない。










それは、


『暴力』。


何も考えず、
ただ奮うのだ。

人間には、
それが相応しい。

脆弱で無知で醜悪で
愚かな者が
力を欲するならば、




さぁ奮うがいい。





我という『暴力』を!





感想

感想はありません。

「 ヤルンヴィドの番犬 」の携帯小説

詩・短歌・俳句の新着携帯小説

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス