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ほっぺキングダム 69 〜空にぃ、最後の準備、そして…〜

[288]  るー6  2010-06-26投稿
空にぃ軍団の計画も、いよいよフィナーレ。
近づいてくる勇者の気配を見て、神3人は笑みを浮かべていた。
「さあ…足元にも及ばないハエ共よ。神3人に踏み潰されるが良いわ。」
するとアレンが、
「私が戦います。空さまの為なら…。」
空にぃは、アレンに優しく告げた。
「いよいよ祭りの…最後だ。」
空にぃは、様々な物を吸収した。他の神、アレン、家来たちなどを。そして…。
地下10階。
豪華極まりない儀式の会場。長いレッドカーペットを、有馬、みーくんは歩いていく。
そこには、巨大な龍と化した空にぃがいた。
「みーくん、これが…。」「空くん…?」
ついに、神龍となった空にぃ。有馬の背を遥かに凌ぐ大きさである。
『やっとキタナ。』
有馬のほっぺが、光りだした。
「…空か。」
有馬の目つきが鋭くなっている。
『会いたかったよ。有馬、みーくん。』
「…嘘だ!」
みーくんは、有馬の後ろに隠れながら言った。
すると空にぃは、『空間変化』という神術で、バトルフィールドを作った。
もう…異空間である。岩場がフィールドだ。
有馬のほっぺは、光が眩しいと思うほど輝いている。「みんな…力をくれたんだ…。」
みーくんは、そうつぶやいた。
『私の神の力、確かめるがいい??』
「望むところだ。」
「有馬…?」
普通の覚醒じゃない…と、みーくんは思った。
有馬、髪の毛が赤色になった。
また、体から物凄い蒸気が出てる…。
「どんだけ俺を苦しめさせれば気が済むんだよ…。」有馬の目は、炎の色?
髪の毛が逆立って、
ついに…

真 有馬、覚醒?
空にぃは嘲笑っていた。

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