ほっぺキングダム 71 〜戦いのあと…卒業アルバムに刻まれた友情。るー6おすすめ?〜
空にぃは、少しずつ塵と化していく。
龍の鱗が、ひらひらとフィールドに落ちていく。
異空間のフィールドも、いつしか儀式の場に戻っていった。
そこにはもう、有馬、みーくん以外、誰にもいなかった。
「勝った…。」
有馬は、その場に崩れ落ちた。
みーくんも、
「勝った…有馬…空にぃに勝った?」
最高の勝利?最高の笑顔?どれだけ…喜んでいたんだろう。
これで…ストーリーの構成的には、ほっぺキングダムは終わった。
だが、もう少し、物語が残っていた。
みーくんは、自然と寝てしまった。
どれだけ…寝ていたんだろう。
目を開けたら、夕暮れで赤く染まる川沿いを、有馬におんぶされながら、見えてきた。
「やっと起きたか〜。」
そこらへんの記憶は…あまり覚えてないや。
僕は、何を話したんだろう。
「みーくん…明日は晴れるぞー?こんなに夕日きれいに見えているからな?」
「…晴れか。明日。じゃあ遊ぼう?」
「またかよ〜。しょうがねぇなあ。何したい?」
「カラオケでしょ〜。ゲーセンでしょ〜。」
まるで、兄弟のようだ。
「わかったわかった?俺バカだからそんなに覚えられません。」
「バカじゃないよ。有馬は。」
みーくんは優しく告げた。
「…そうか?みーくんに認められたぜ?やった〜?」
その…有馬と、次は河川敷に座って、いや、寝転がって、
卒業アルバムを一緒に見てたっけ。
「これ…これだよ。修学旅行の時、京都の嵐山でさ、俺500円拾ってさ、ちょうど金欠だったから助かったんだよな〜。」
「運動会の時、僕は派手に転んじゃって…腕擦り剥いちゃって…痛かった?」
いろんな思い出を、2人で話していた。
中学校の学年写真。
「これが俺、これがみーくん、これがおかたくで、ちょっと離れたところにしのたく…。」
「有馬、僕とおかたくの輪に入りたそうなんだけど入れない顔してる〜?」
有馬は、そう言われると、まじまじと自分の顔を見て、確認していた。
そうして…卒業アルバムの最後のページ…。
龍の鱗が、ひらひらとフィールドに落ちていく。
異空間のフィールドも、いつしか儀式の場に戻っていった。
そこにはもう、有馬、みーくん以外、誰にもいなかった。
「勝った…。」
有馬は、その場に崩れ落ちた。
みーくんも、
「勝った…有馬…空にぃに勝った?」
最高の勝利?最高の笑顔?どれだけ…喜んでいたんだろう。
これで…ストーリーの構成的には、ほっぺキングダムは終わった。
だが、もう少し、物語が残っていた。
みーくんは、自然と寝てしまった。
どれだけ…寝ていたんだろう。
目を開けたら、夕暮れで赤く染まる川沿いを、有馬におんぶされながら、見えてきた。
「やっと起きたか〜。」
そこらへんの記憶は…あまり覚えてないや。
僕は、何を話したんだろう。
「みーくん…明日は晴れるぞー?こんなに夕日きれいに見えているからな?」
「…晴れか。明日。じゃあ遊ぼう?」
「またかよ〜。しょうがねぇなあ。何したい?」
「カラオケでしょ〜。ゲーセンでしょ〜。」
まるで、兄弟のようだ。
「わかったわかった?俺バカだからそんなに覚えられません。」
「バカじゃないよ。有馬は。」
みーくんは優しく告げた。
「…そうか?みーくんに認められたぜ?やった〜?」
その…有馬と、次は河川敷に座って、いや、寝転がって、
卒業アルバムを一緒に見てたっけ。
「これ…これだよ。修学旅行の時、京都の嵐山でさ、俺500円拾ってさ、ちょうど金欠だったから助かったんだよな〜。」
「運動会の時、僕は派手に転んじゃって…腕擦り剥いちゃって…痛かった?」
いろんな思い出を、2人で話していた。
中学校の学年写真。
「これが俺、これがみーくん、これがおかたくで、ちょっと離れたところにしのたく…。」
「有馬、僕とおかたくの輪に入りたそうなんだけど入れない顔してる〜?」
有馬は、そう言われると、まじまじと自分の顔を見て、確認していた。
そうして…卒業アルバムの最後のページ…。
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