携帯小説!(スマートフォン版)

トップページ >> ミステリ >> 欲望という名のゲーム?26

欲望という名のゲーム?26

[399]  矢口 沙緒  2010-06-28投稿



鹿島がテレビのスイッチを切った。
「今の説明にもありました通り、今日を含めて七日目が有効期限の限度となります。
今日が四月の十五日ですから、従って四月二十一日が最終日となります。
四月二十二日では手続きが間に合いません。
この事だけは、はっきりと認識しておいてください」
「七日の期限。
おまけにヒントは猫ときた」
明彦がグラスのワインを一気に空けた。
「実質的には六日ですよ。
今日はほとんど終わりですからね」
喜久雄が言う。
「これは私からの提案ですが…」
鹿島がビデオテープを取り出しながら言った。
「今日はもう遅いのですが、残された時間を有効に使うためにも、これからこの屋敷の中を、ご案内いたしましょうか?」
「あっ、それいいわね。
だって七日しかないんですもん。
今日中に屋敷の下見をしておいたほうがいいわ」
友子はもう立ち上がっていた。
続いて全員が立ち上がる。
そして鹿島を先頭に、一同は食堂を出た。

感想

感想はありません。

「 矢口 沙緒 」の携帯小説

ミステリの新着携帯小説

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス