携帯小説!(スマートフォン版)

[561]  となりのトトりん  2010-07-01投稿
私がなぞる線は
いつも点滅したり
色濃くしたり
それでも後ろに
何かが残る


貴女の描く線は
いつも
煌めいて
眩しくて
私は薄目を開けて憧れる

私の線とは
決して交錯しないとしても
私は貴女の線を
下から眺め続けるでしょう


私の線は
貴女のような
綺麗な線ではないけれど

それでも私の軌跡になってしまう

これからも
貴女の線と
重なり合うことはないけれど

ただ同じ時に
並んで線をなぞれたことだけで私は良いのです。

いつまでも交われない平行に並ぶ線だとしても
私はそれで充分なのです


これからも
貴女の線と
重なり合うことはないのだろうけど

私は世界中の線の中で
決して貴女の線を
見失わずに見続けるでしょう


それほどに
貴女の線は
貴く美しく
煌めいているのです


どれほどに
深く沈もうとも
私は闇の天空に浮かぶ
光の線を見続けるでしょう

いつまでも
貴女の線に憧れて

いつまでも
貴女の千(すべて)に憧れて

感想

  • 38861: なんて素晴らしい詩でしょう!!最高です!線と千を掛けてる所も [2011-01-16]
  • 38862: 素敵です☆:東雲 [2011-01-16]
  • 38865: いつもありがとうございます。偏った詩ばかり書いているのに [2011-01-16]
  • 38866: 丁寧なコメ感謝です。良かったらブログも見に来てくださいね [2011-01-16]
  • 38867: ブログ見ました!素敵な詩がたくさんで感動しました!!ブログに [2011-01-16]
  • 38868: コメしようと思ったんですがあえてここに…:東雲 [2011-01-16]
  • 38924: わーありがとうございました。ぜひぜひコメお待ちしてますね。 [2011-01-16]

「 となりのトトりん 」の携帯小説

詩・短歌・俳句の新着携帯小説

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス