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番外編 スカバンburn!! 俺の好きなこと(3/6)

[314]  きゃしー  2010-07-02投稿

隣であいつが呟いた言葉。
はあー?

俺は興味本位でやりたがるお前と違って、ただ単に先生が困ってたから、助けようとしただけやんか。

何言い出すねん、こいつ。


やっぱ無理!!


***

「えーあの玉置君と同じクラスなん?」

帰り道、偶然あった秋奈に愚痴った。

「ほんま無理」

「聖二と玉置君って、あわなさそうやもんな。」

二人で話しながら“いつもの公園”までたどり着いた。

「今日もボーン、練習すんの?」

「うん」

「好きやなぁ、吹奏楽、また入れば良かったのに。発表する場もないのに、よく続くなあ」

秋奈と別れ、いつものようにケースからトロンボーンを取り出す。

毎日でもないけど、よく俺はここでこいつの練習をする。

ふと俺は何のために練習してるんやろという疑問が浮かぶ。

こんなことして一体何に…


「あー!」

「びくっ!」

背後から突然叫び声。

「お前、同じクラスにおったよな?」

「そうやけど…」

最悪や。

アホ男、玉置の目が俺のボーンにとまる。

「いつもそれ、練習してんの?」

「まあ…」

「そうや!お前バンドやらん?」

そうして俺は翼とバンドを立ち上げることになった

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