携帯小説!(スマートフォン版)

トップページ >> ノンジャンル >> 番外編 スカバンburn!! (4/4)

番外編 スカバンburn!! (4/4)

[318]  きゃしー  2010-07-04投稿

それからのことは、この小説を読んだ人は知っているだろう。

私は結局、バンドに加わって、逃げ出したはずの音楽に、またしがみついてる。



何度も嫌いだったらよかった、もうやりたくない、やめたいって思た。

でも、やっぱり嫌いになれない。



ピアノが好き

音楽が好き



やっぱり嫌いになれない。





だから、私はもう諦めた。





嫌いになれないなら、やっぱり私はピアノをやめることはできない。

もし両手がなくなって、ピアノが弾けなくなっても、どんな形でもいいから音楽を続けたい。




音楽の喜びはいつも一瞬だ。

しかも、その一瞬がこないときもある。

その一瞬にたどり着くまでは、楽しい時もあれば、本当に辛い時だってある。


なんで、そんなくるかどうかもわからない一瞬のために、こんな苦労をしなきゃいけないんだろう


何度も思った。



でも、もうわかった



その一瞬が辛さも不安も全部消してしまって、私の心に残るのは、やっててよかったっていう喜びだけ。


だから私は、最後まで、その一瞬を目指す。


みんなと奏でる最後の歌も――

感想

感想はありません。

「 きゃしー 」の携帯小説

ノンジャンルの新着携帯小説

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス