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(仮)永遠の絆…最後の愛…17-2

[342]  月の狼  2010-07-10投稿
香「えっ!?もうサインしたの?…これから、どうするの?」

丈「このマンションは売って、どこかアパートでも借りるよ。本当は今日から仕事だったんだけど…すっぽかしちゃった。」

香「仕事は仕方ないよ…具合が悪かったんだから…病院の先生も言ってたよ。ストレスで内臓器官が悪いって…」

丈「昨日は本当にゴメンね…でも香さんが居てくれて本当に助かったよ。」

香「うん…仕事はさ、私が働いてる会社に来る?私が社長に話してみるから。」

丈「うん…有り難う。とりあえず今日から行く会社に電話してみるよ。」

香「うん…分かった。それで本当にダメだったら言って。私が社長に掛け合うから。傍で仕事しててくれた方が私は安心だし」

丈「ダメだった時は本当にお願いするよ。」

香「あっ!私、そろそろ仕事に戻らないと。怒られちゃう」

丈「あっ、ゴメン…それじゃまた。」

そう言って電話を切った。
丈 は直ぐに今日から行くはずだった会社に電話をした。
色々と事情を話して会社には分かって貰えた。
体調を治して来週から出勤する事になった。
丈 は電話を切ってから、また直ぐに電話を掛けた。

望代「もしもし…」

丈「安野です。」

望代「ねえねえ、安野君。アナタ、私のグループの会社で仕事しない?」

丈「いや、新しい会社が決まって来週から出勤なんだよ。」

望代「そんな会社、断っちゃいなさいよ。それよりもウチのグループの会社で役職にするから働きなさいよ。」

丈「いやいや、いいよ。君にコキ使われそうだからね。」

望代「何それ?…私は、これでも部下思いなのよ。」

丈「冗談だよ。それより離婚したよ…」

望代「なに?また冗談を言ってるの?」

丈「いや、離婚したのは冗談じゃないよ…本当だよ…」

望代「えっ、いつ?」

丈「さっきだよ…離婚届けにサインしたよ…」

望代「許せないわ!私の安野君を散々、苦しめて。」

丈「おいおい、なんか変な事するなよ。」

望代は 丈 の言った事を全く聞いてなかった。



つづく

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