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記憶の中の記憶9

[330]  いおり  2010-07-16投稿
だから、正人が
自分の意思で私の所に戻って来るのを待つしかない。
私がこんな病気だから、逢いたくないんだろう。この流れのように、のんびり待とう。
私を部屋まで送り、夫は帰っていった。
明日午前中来るよ。遅れる時はメールする。
無理しなくていいよ。と言いながら、一緒に
家に帰りたかった。いつもの事だ。
四日目
ひどい頭痛がして、夜中に
目が覚めた。
ドクドクトクと
心臓の鼓動と
同時に痛みが走る。
たまたま夜勤だった森永さんに
ロキソニンを
貰い飲んだ。
薬がきいてくる間、少しお話し
でもしようか?
いいの?眠くない?
いいわよ10分くらい。
彼女は顔のパーツが中央により
かなり顔が小さい。羨ましいくらいだ。髪は
多分セミロング
で、とても綺麗な人だ。
いつも頭のてっぺんに、おだんごを、作って
まとめている。
髪を下ろすと
素敵なんだろうな。
最近子供さん達元気にしてる?
マリエちゃんだっけ、若いのに
しっかりしてるね。
ありがとう!
せれより森永さんも、早く子供
作りなさい。
高齢出産は
きついぞー
ほっといて!!会話は続く。
眠る
五日目
夢を見ていた。
三人とも、まだちいさい
庭に作ってある
砂場でそれぞれに、おにぎりを
作り、紫陽花の
葉でまいている
それを、家の中
から見ている。
はーい、ママ
おにぎり、できまちた。食べてくだちゃい。
ねぇ、僕の方がおいしいよ。食べてみて。
ありがとう
おいしそうね。
手を出す。
おにぎりが、手を通りこして消えてしまった。
あれ?
目が覚めた。
懐かしい夢。
でも変・・・
続く

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