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記憶の中の記憶10

[313]  いおり  2010-07-16投稿
そういえば正人
のおにぎり攻撃
がなかった。
午前中夫が来てくれた。
手には烏龍茶と
バナナ。
許可がでたら
少しドライブしようか?
やったね!
鼻の穴が広がった。まずは近くのマックに行ってたらふく食べた。病院食は
今一なので久々
のご馳走に感じた。車で15分位の所に、行き着けの美容室があり、月に二度程
通っている。
ヘッドスパしてもらってきたら?
いいの?
時間かかるよ。
用事済ませてから、隣の喫茶店で待ってるよ。
シャンプー前後のマッサージ。
私にとっては、すびらしい時間の一つだ。
担当のまみちゃんのシャンプーは、最高に気持ち良く、その後の頭、首、肩、背中のリンパマッサージ。
至福タイムは二時間程で終った
喫茶店に入ると
夫がいた。
ごめん、待たせて。
いつもの事です何か食べに行こう。病院の近く
のくるくる寿司に入った。
?回る回るよ
お寿司は回る?
ワクワクしながら、これでもかと言う程食べまくった。
ご馳走様でしたいつものように
部屋まで送り
ナースに頭を下げ夫は帰っていった。
明日またくる
さすがに夕食は
入らなかった。
六日目
夏の日差しの中
私の愛しいコピー達が今日は、真ん丸おだんごを作っている。
5個10個15個
随分沢山作って
いる。今日は中に何か入れて
はい!おはぎ
って持ってきそうな気がする。
あれ?まー君は?
知らない
同時に答える。
まー君、まさとー、まさとー
いない。部屋の
中は、玄関から
砂の足跡がぺたぺた。
またやられた!もう、まー君
足は拭いてから
上がって下さいな。足跡は風呂場に続いていた
瞬間、目にしたものは、うつぶせに、浮かんでいる正人だった。
続く

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