(ID:66964) - 携帯小説！(スマートフォン版)

ここだよ！
二重ロックのかぎを開ける。
今の時代はかぎが二個あるんだ。
綺麗に整理された部屋を子供のように探検する
見るものすべてが新鮮で美しかった。
不思議だろう
ここにある物はほとんど買い手を待ってる
状態だよ
一晩中語り明かした。空白の時間について･･･
夫は意味不明な
質問にも、丁寧に耳をかたむけてくれた。
明日、子供達が帰って来るから
少し眠ろう
私の事わかるかしら？
夫はため息をつき
君の事は皆知ってるよ。
記憶が無いのは君だけなんだ！それでもピンとこなかった。
結局、ねむれなかった。鏡を見て実感した。
たしかに45歳だ
すっかりおばさん。長かった髪は、肩までで、少し太り、お腹もでていた。
タイムスリップて過去に戻るのよね。でも私は今の時代にもいる。この25年間何をしていたのだろう。夫も
かなり老けてるが、昔とまったく、変わらず
接してくれる
眠れぬまま朝が来た。10時頃だったろうか
二人の男女が相次いで、入って来た。
マママリエだよわからない？
そういえば面影
がある。
昨日まで三歳
マリエ？たった一晩でこんなに
大きくなって・ごめん。ママおかしくなったみたい。前から
おかしかったらしいけど。
お母さん、ゆうやだよ。わかる？昨日まで四歳
解るよ！全く
顔が変わってないもの。でも、でかくなったね
25年の空白を
埋めるには、どうすればいいのだろう。みとめるしかないんだよね。
正人は？

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記憶の中の記憶13

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