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旅の記憶(宮城 3 )

[290]  ヒロ  2010-07-22投稿
ブルの父が死に、火葬、通夜、葬式…気が付けば初七日を迎えていた…
ブル、「なにがなんだか解らないうちに終わったなぁ…」
シンジ、「あぁ…そういえば兄貴、帰るのか?旅の途中だったみたいだけど…」
ブル、「あぁ、明日にでも帰るよ。予定より遅い開店になるからなぁ」
シンジ、「そうか…」
ブル、「まあ今日は呑むかぁ」
シンジ、「そうだな」
二人は父の遺影が飾る仏壇の前で話した
その夜、母子三人で昔話に花を咲かせ、酔いがまわり、そして眠りについた…
翌朝、シンジは会社へ出勤となる
シンジ、「じゃ、会社行って来るよ。兄貴も気をつけて帰れよ」
ブル、「あぁ、じゃあ頑張ってな」
シンジが会社へ行き、母は洗濯を始め、ブルものんびりと荷物をまとめ始めた
母、「もう帰るのかい?昼くらい食べて行きなさいよ」
と、昼食の用意を始めた
ブル、「あぁ、そうだな、そうするよ」
母、「全く…店とか大丈夫なの?」
ブル、「まあなんとかね」
母、「そう…たまには連絡くらいしなさいよ、嫁もまだだし…」
ブル、「そのうちだよ、そんなに心配すんなって」と、照れくさそうに外の忍者(GPZ900R)を眺めた

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