携帯小説!(スマートフォン版)

トップページ >> ミステリ >> GO AWAY#66

GO AWAY#66

[409]  速見  2010-07-29投稿
源二のその言葉に屋敷にいたヤ○ザの間に動揺が走るが、もっと動揺が走ったのがこの二人だった。


「えぇぇぇ!」
「どうしよう!?もう警察とやり遭うのはごめんだよ」


二人はまた警察ともめると思うとパニックになった。そんな二人を見た親分は


「おい道暁(みちあき)この小僧どもを例の穴倉まで案内したれ」

そう命令されると親分の側近の一人が「ハイ」と、短く答えて二人を誘導させた。

誘導されるときに情報を探していた側近と遭遇して情報をかかれた紙を雪野に渡してくれた。二人がありがとうと言ったが、耳を澄ますと入口付近でヤ○ザと警察の抗争の声が聞こえてきた。その声を聞くと京都と雪野は自分たちだけ逃げていいのかな?と、罪悪感に駆られたが、誘導してきた一人が冷静な声で

「お前らがいてもいなくても同じだ。こっちの道は常にこんな事が起きているから気にするな」

なんだかんだいい人たちなのかもしれない。

京都達は穴倉まで案内されると道暁は抗争へと舞い戻った。京都達はその穴倉をつたって外へ向かった。



穴倉の出口までは数キロあった。また警察ともめるのはコリゴリな二人は体力の限り走りぬいた。出口は狩谷市の田園地となっていた。田園地帯には誰もいなくて二人はそこでしばらく休憩することにした。

休憩がてら親分から貰った情報を二人で見ていた。

正確に言うと体力が人並み以上ある雪野が資料を読んでいたのだ。


資料によると製造中止になった拳銃はかなり価値があるみたいで未だに世界中の銃マニアが所持しているみたいだ。親分も狙っていたが数が少なくてなかなか手に入らなかった。

しかし、日本で所持している人はたった一人しかいないみたいだ。その人物の名前を挙げると二人は凍りついた。


「「えっ!?」」

二人が凍りついた瞬間、その場でもう一人凍りついた人がいた。


「青山雪野!?鏡京都!?」


なんと、そこにいたのは杉本 冬馬だったのだ!

感想

感想はありません。

「 速見 」の携帯小説

ミステリの新着携帯小説

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス