がんばったで賞 25 〜遊びで付き合ってない〜
…近くの公園。
「アキ、耳が聞こえないのは、知ってるよね?」
カズヒロは頷いた。
「アキが…ろう学校入学を先生に勧められてることは知ってる?」
「はい。知ってます。」
「あの…申し訳ないけど、あなたには失望したわ。」「えっ…。」
「私、考えが変わった。アキを、ろう学校へ入学させるわ。」
カズヒロの顔が青ざめていく。
お母さんまでに反対されたら、ろう学校の問題は一気に進展してしまう。
「あなたは、遊びでアキと付き合ってるんじゃない?もしそうだとしたら、別れて頂けませんか?」
そう告げて、お母さんは去っていった。
1人、立ち尽くしていることしか出来ないカズヒロは思っていた。
このままじゃいけない…。去っていくお母さんの後ろ姿を、カズヒロは追いかけた。
「お母さん言いましたよね?」
ゆっくりと振り替えるアキの母。
「俺達の事、遊びで付き合ってるんじゃない?とか言いましたよね?」
「ええ。言ったわ。」
「俺、遊びで付き合ってませんから。」
そう告げて、今度はカズヒロから去っていった。
全部が、つらかった。
悲しかった。
俺は、何もしていない。
ただ、アキを愛してるだけなのに…?
「アキ、耳が聞こえないのは、知ってるよね?」
カズヒロは頷いた。
「アキが…ろう学校入学を先生に勧められてることは知ってる?」
「はい。知ってます。」
「あの…申し訳ないけど、あなたには失望したわ。」「えっ…。」
「私、考えが変わった。アキを、ろう学校へ入学させるわ。」
カズヒロの顔が青ざめていく。
お母さんまでに反対されたら、ろう学校の問題は一気に進展してしまう。
「あなたは、遊びでアキと付き合ってるんじゃない?もしそうだとしたら、別れて頂けませんか?」
そう告げて、お母さんは去っていった。
1人、立ち尽くしていることしか出来ないカズヒロは思っていた。
このままじゃいけない…。去っていくお母さんの後ろ姿を、カズヒロは追いかけた。
「お母さん言いましたよね?」
ゆっくりと振り替えるアキの母。
「俺達の事、遊びで付き合ってるんじゃない?とか言いましたよね?」
「ええ。言ったわ。」
「俺、遊びで付き合ってませんから。」
そう告げて、今度はカズヒロから去っていった。
全部が、つらかった。
悲しかった。
俺は、何もしていない。
ただ、アキを愛してるだけなのに…?
感想
- 39725: 難しいですね…さんちゃん [2011-01-16]
「 るー6 」の携帯小説
- ROOM 24 〜かかってこい、俺が絶対守る〜
- ROOM 23 〜殺してやろうか〜
- ROOM 22 〜岬の異変〜
- ROOM 21 〜許さない、理性の限界〜
- ROOM 20 〜裏切りなしで過ごしたい〜
- るー6日記 1月30日 〜水戸市とは〜
- ROOM 19 〜絶望〜