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がんばったで賞 31 〜俺の女に手を出すな〜

[368]  るー6  2010-08-15投稿
カズヒロはまず、隠れているサユに合流しようとした。
『カズヒロくん!こっち!』
サユは声を出すと見つかる位置にいたので、手話で伝えた。
カズヒロは、サユと合流した。
『声出すと見つかるから、手話で伝えた』
『分かった。サユはここで待ってて。攻撃されると危ないから。』
『うん。じゃあ私、警察呼んどいたほうが良いかな?』
『いや、ヒロが呼んでいるから。俺行くね。』
カズヒロは、アキのもとへと走っていった。

「おい!」
「何だおめぇは。」
アキは、見るからに痛々しい姿だった。
2…4…6…8…10…。10人。そのうち男は3人。
カズヒロの心臓がバクバクする。
3対1…。
「俺の女に手出すんじゃねえよ。」
「ハァ?」
体格のいい男が近づいてきた。
「やっちゃえやっちゃえ〜。」
アズサは嘲笑っていた。
その光景を隠れつつ見ていたサユは、カズヒロが心配だった。
男は、カズヒロを殴った。カズヒロは、その場に倒れたが、すぐ起き上がって殴り返した。
「俺は…アキを守りぬく!」
アキは、もうぐったりしていた。
見ていられない…そう思ったサユ。
そっと公園から離れ、安全な場所へと逃げて、ヒロに電話した。

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