がんばったで賞 46 〜俺を呼ぶ声…絶対に泣ける感動作?〜
そう思えば思うほど、カズヒロの目から比例するようにこぼれる涙。
確かに、親に迷惑かけていたことは事実だから…。
事実だから…。
その時、
「カズヒロ!」
…俺を呼ぶ声…。
その声は、音がしっかり取れていない
変な声…。
でも、俺が1番愛している人の声…。
1番…聞きたかった声。
カズヒロはゆっくり振り返った。
「アキ…?」
間違いなく、アキの声だった。
カズヒロは、涙でびしょびしょの顔で、アキを見た。
「私も好き。」
…別れるわけじゃない。ただちょっと、ギクシャクしただけ。
アキは、カズヒロにこの言葉を叫んだ。
変な音で、私は言ってることは分かっていた。
病院の人が、じろじろ私を見ているのが分かったから。
カズヒロは、最後にもう一筋の涙を流して、
『ありがとう。』
と手話で伝えた。そして、
カズヒロが…
見えなくなった。
アキの震える手。
涙は見せたくなかった。
一気に緊張が解けると、
アキは大粒の涙を流した。
「ごめんねアキ…。」
『いいの。お母さん。迷惑かけてたの私だし。』
でもなぜ、お母さんはわざわざ2人を引き離したのだろうか。
それには、ただカズヒロが嫌いなわけじゃなく、
真の理由があった。
確かに、親に迷惑かけていたことは事実だから…。
事実だから…。
その時、
「カズヒロ!」
…俺を呼ぶ声…。
その声は、音がしっかり取れていない
変な声…。
でも、俺が1番愛している人の声…。
1番…聞きたかった声。
カズヒロはゆっくり振り返った。
「アキ…?」
間違いなく、アキの声だった。
カズヒロは、涙でびしょびしょの顔で、アキを見た。
「私も好き。」
…別れるわけじゃない。ただちょっと、ギクシャクしただけ。
アキは、カズヒロにこの言葉を叫んだ。
変な音で、私は言ってることは分かっていた。
病院の人が、じろじろ私を見ているのが分かったから。
カズヒロは、最後にもう一筋の涙を流して、
『ありがとう。』
と手話で伝えた。そして、
カズヒロが…
見えなくなった。
アキの震える手。
涙は見せたくなかった。
一気に緊張が解けると、
アキは大粒の涙を流した。
「ごめんねアキ…。」
『いいの。お母さん。迷惑かけてたの私だし。』
でもなぜ、お母さんはわざわざ2人を引き離したのだろうか。
それには、ただカズヒロが嫌いなわけじゃなく、
真の理由があった。
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