がんばったで賞 48 〜海外での手術にアキは〜
「あ、そういえばカズヒロ。古典の課題終わらせた?」
「あ…まだ…。」
カズヒロはアキの事を考えてばかりで、課題の提出日を忘れていた。
「ごめん!ヒロ!写させてくれ!」
カズヒロは手を合わせてヒロに頼み込んだ。
…というか、すがるくらいだったが。
カズヒロの高校生活は、課題は写すものとした高校生活なのであった。
病院の診察室。
アキは富田先生に、検査の結果を聞くため、そこへ向かっていた。
中に入ると、相変わらず優しい笑みを浮かべながら、「どうぞ。」
と誘導する富田先生。
『あの…結果は。』
「音がまったく聞こえていません。」
音が聞こえない。それは、十分受けとめられる結果だった。
「それと、アキさんの耳の手術のことなんだけど…。」
耳の手術?
…こないだは、出来ないって言ってたのに…。
アキは心の中で思った。
「私は、医療について学ぶために、医療先進国のアメリカに留学していた時期があったんです。その時一緒に留学していた友達に、久しぶりにアキさんの耳を手術できる病院がないか、電話で聞いてみたんです。すると、アメリカのシアトルという町に、耳の手術のエキスパートの先生がいるらしいんだ。」
『シアトル…ですか。』
アキは戸惑った。
「確かに海外は怖いかもしれない。費用もたくさんかかるしね。だからゆっくり考えていいよ。」
『すいません…。紹介していただき、ありがとうございました。』
アキは軽くお辞儀をした。「じゃあ、次は耳の痛みのことなんだけど…。」
耳に激痛が走った理由は何なのか。
アキも身を乗り出した。
「あ…まだ…。」
カズヒロはアキの事を考えてばかりで、課題の提出日を忘れていた。
「ごめん!ヒロ!写させてくれ!」
カズヒロは手を合わせてヒロに頼み込んだ。
…というか、すがるくらいだったが。
カズヒロの高校生活は、課題は写すものとした高校生活なのであった。
病院の診察室。
アキは富田先生に、検査の結果を聞くため、そこへ向かっていた。
中に入ると、相変わらず優しい笑みを浮かべながら、「どうぞ。」
と誘導する富田先生。
『あの…結果は。』
「音がまったく聞こえていません。」
音が聞こえない。それは、十分受けとめられる結果だった。
「それと、アキさんの耳の手術のことなんだけど…。」
耳の手術?
…こないだは、出来ないって言ってたのに…。
アキは心の中で思った。
「私は、医療について学ぶために、医療先進国のアメリカに留学していた時期があったんです。その時一緒に留学していた友達に、久しぶりにアキさんの耳を手術できる病院がないか、電話で聞いてみたんです。すると、アメリカのシアトルという町に、耳の手術のエキスパートの先生がいるらしいんだ。」
『シアトル…ですか。』
アキは戸惑った。
「確かに海外は怖いかもしれない。費用もたくさんかかるしね。だからゆっくり考えていいよ。」
『すいません…。紹介していただき、ありがとうございました。』
アキは軽くお辞儀をした。「じゃあ、次は耳の痛みのことなんだけど…。」
耳に激痛が走った理由は何なのか。
アキも身を乗り出した。
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