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親友の嘘。〜part?〜

[1047]  ayaki  2010-09-14投稿
「あたし、付き合う事になってん」

「ヘ〜…よかったな」

「でさ〜、彼がな…」

最近、あたしの通ってる学校には
カレカノが増えていた。
あたしは、亜優(アユ)。
好きな人はいるけど、
告白はしてない。

というより、できない。

「亜優は、告らんの?」

この子は、美音(ミオ)。

「美音こそ、どうなん?」

「フフーン…告ったで。」

「ええ〜!?初耳!」

「あはは(笑)だって…
言ってへんし。」

「言えっての!」

あたしは、美音とは
ずっと仲の良い親友で
居られると思ってた。

でも、そんな考えが甘かった。


「でー…誰に告ったん?」

「あのさ…言いづらいねんけど…
森田憂也やねん//」

「森田…?」

森田憂也とは、
あたしの好きな人。

美音は、あたしが
森田の事好きなの、
知ってるハズなのに…


美音が森田に告白なんて!?


「え…?美音って
森田の事好きやったん…?
前は、三浦やったやん?」

「変わってん。三浦より
森田の方が良いし…」

「は…?なんなん、それ?
あたしが、森田の事好きやったから
好きになったんやろ?」

「そう、怒らんといてや。
でも…亜優は諦めや。」

「な、なんでなん…」

「だって、告白の返事…OKやってん。」

「―!?―OK…?」

「そんな、驚くか?
だってさ…美音って
亜優なんかよりも、
可愛いやんか。
だから、OKやねん。
亜優やったら、NGや」

親友って、こんなん?
美音の一言一言が
胸に突き刺さる。

そんな美音に、あたしはキレた。

「そこまで、言わんでもいいやんか!
最近、美音、ウザいねん!!」

「な、なんなんよ!
亜優だってウザいしな!
ぶりっ子すんな!!」

「美音なんか…
如月さんなんか、
死んでしまえ!!」

「亜優…音無さんこそ
死ねばいいやんか!」

「「死ねっ!!」」

あたしと美音は、
くだらない喧嘩をしてしまった。

まぁ、いつか仲直りするしな…
今は、無視や無視!

そんな、
あたしの考えは…
また甘かったのだ。


【part?に続きます】

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