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もう一つの『世界』

[632]  シェバ  2010-09-21投稿
―ふと思う。

オレはなぜ
この世界の
この星の
この場所にいるのかと。
まぁ、考えたってどーにかなる
コトじゃないケド。
なんか、思ってしまう。
…なんでだろ。

??『…ち』

ん?

??『…いち!』

なんだ?誰?

??『龍一ってば!早く起きて!遅刻だよ!!』

遅刻…?


龍一『ハッ!佳奈?今何時!?』
佳奈『8時2分!ヤバイって!』
龍一『はぁっ!?何でもっと早く起こしてくんなかったの!』
佳奈『何度も起こしたわよ!なのにアンタがヨダレ垂らして爆睡してたのがいけないんでしょ!』
龍一『ぬあぁぁっ!喋ってねーで行くぞ!』
佳奈『ったくもー』

言い遅れたな…
オレは龍一。健全なる高校2年生だ!
んで隣にいるのが佳奈。オレの姉だ。
毎朝起こしてくれんのは有り難いんだが…
口数が多くて困る。

佳奈『…アンタ。ソレ何?』
龍一『は?「ソレ」って?』
佳奈『気付いてないの?おでこに何か…』
龍一『おでこ?』

おでこに触れると

龍一『いてっ!』

傷があるのか、激しい痛みを感じた。

佳奈『大丈夫?学校着いたら保健室寄ったら?』
龍一『ん…そーする』

よっしゃ!授業サボれるカモだ。


先生『あら龍一くん。どうしたの?』
龍一『いや、なんか…おでこに傷があるみたいで』
先生『どれどれ…あら、切り傷…かしら?結構深い傷ね。何処で怪我したの?』
龍一『切り傷…?』

打撲ならともかく…切り傷?しかも深い?
オレが家を出るまでにザクリとと切れるよーな物は見当たらなかった。
んでまず、何で佳奈に言われるまで気付かなかった…?
深い傷なら痛みを感じても
おかしくないハズ…

先生『とりあえず消毒しましょう。』

消毒液の染み込んだ綿がおでこに迫る。
と、その時。

カッ!!

突然、強烈な光に視界を奪われた。

龍一『な、なんだ…!?』

視界が回復してきた。
目の前に広がるのは、闇。

龍一『なんだ?…暗い』

ふと前を見ると、光。
光に向かって歩く。
闇を抜けた。その先には、森が広がる。

龍一『…ココ、何処?』

チクッ

龍一『ん?何…だ…?』

オレは、意識を失った。

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