がんばったで賞 62 〜あなたに出会えて幸せだった〜
カズヒロは食べようとしたが、少し躊躇してしまう自分がいた。
「なぁアキ…。」
『どうしたの?』
「これ、お母さんが最後に作ったやつだろ?俺なんかが食べていいのかな?」
アキは大きく頷いた。
「そうか。」
しばらく食べ進めていると、
『あ…カズヒロ…。』
「ん?」
『私、明日から学校行くよ。』
「そうか。」
カズヒロは、あえて何も言わなかった。
『つらい時とか、困っている時とか、あなたがいるもの。私自然と笑顔になれた。ありがとうカズヒロ。』
「こっちこそ、ありがとう。」
2人の時間は、あっという間に過ぎていった。
帰りぎわ、玄関でカズヒロはアキに告げた。
「ずっと味方だ。…アキはひとりじゃない。」
『うん。そうだね。』
カズヒロ…。
あなたが側にいてくれたことで、
どれだけ私が救われたと思う?
それはきっと、カズヒロが思ってる以上だよ。
私はあなたに出会えて幸せだった。
本当に幸せだったよ。
これからもずっと、私の側にいてね。
…アキ。
君は、とてもつらい人生を歩んできていたんだね。
アキにとって、幸せが少しでも増えますようにって、
俺はずっと祈っているよ。
こんな早くに両親を亡くしても、頑張って生きようとしているアキは、
俺の励みになるよ。
俺はアキの支えになれるように、
努力していきたいよ。
2人の思いが、高まっていく。
でも、その思いをぶち壊しにする人は、すぐ近くにまで来ていた。
「なぁアキ…。」
『どうしたの?』
「これ、お母さんが最後に作ったやつだろ?俺なんかが食べていいのかな?」
アキは大きく頷いた。
「そうか。」
しばらく食べ進めていると、
『あ…カズヒロ…。』
「ん?」
『私、明日から学校行くよ。』
「そうか。」
カズヒロは、あえて何も言わなかった。
『つらい時とか、困っている時とか、あなたがいるもの。私自然と笑顔になれた。ありがとうカズヒロ。』
「こっちこそ、ありがとう。」
2人の時間は、あっという間に過ぎていった。
帰りぎわ、玄関でカズヒロはアキに告げた。
「ずっと味方だ。…アキはひとりじゃない。」
『うん。そうだね。』
カズヒロ…。
あなたが側にいてくれたことで、
どれだけ私が救われたと思う?
それはきっと、カズヒロが思ってる以上だよ。
私はあなたに出会えて幸せだった。
本当に幸せだったよ。
これからもずっと、私の側にいてね。
…アキ。
君は、とてもつらい人生を歩んできていたんだね。
アキにとって、幸せが少しでも増えますようにって、
俺はずっと祈っているよ。
こんな早くに両親を亡くしても、頑張って生きようとしているアキは、
俺の励みになるよ。
俺はアキの支えになれるように、
努力していきたいよ。
2人の思いが、高まっていく。
でも、その思いをぶち壊しにする人は、すぐ近くにまで来ていた。
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