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がんばったで賞 65 〜惹かれていくサユ〜

[348]  るー6  2010-09-30投稿
「アキちゃんとサユちゃんは左のコテージ、俺達は右な。」
ユウタは部屋割りを決めていた。
「俺たちが恋しくなったら、いつでも来なよ。」
カッコつけるユウタに呆れる2人。
「そんなこと言われるとますます行きたくなくなります。ねぇアキ。」
アキはただ苦笑いしていた。
そこに、ようやく置き去りにされたカズヒロが来た。「…今、部屋割り決めといたから。単純に男女で分けたんだけど。」
ユウタが説明すると、カズヒロは
「…そっか。って言うよりどれか持ってけよ…。」
カズヒロは疲れ切っていた。
『あ!ごめん!』
アキは今更荷物運びを手伝った。
それにつられて皆も動きだした。
「ハァー。」
カズヒロは深いため息をつきながらも、なぜか皆の行動に笑ってしまった。

「よし!昼はバーベキューです!」
カズヒロは早速準備を始めた。
『私じゃあ野菜切る!』
アキとサユは、野菜、肉の下ごしらえ、
男子グループは火おこしなどの準備に追われた。
「あっ!ちょっとアキ!これはないよ〜。」
『え?ちょっとお肉大きすぎかな?』
アキは、肉をどうやら大きく切っていたようだ。
男子グループは、着々と準備を進めている。
「早くしないと、ほら。待っていられないからあの3人。」
「誰が待っていられないって?」
カズヒロが笑いながら近づいてきた。
「待ってるんだったら、逆に手伝うから。包丁貸して。」
カズヒロは、サユから包丁を貸してもらうと、手際良く下ごしらえを始めた。
「え…凄いねカズヒロくん。」
サユは呆然とした。
「よく弟に料理作ってたから。」
この手際の良さに、サユは益々好きになっていった。「私、じゃあ…。」
「あ、いいよ俺全部やるから。サユは休んで。」
サユは、気配りが出来るカズヒロを、もう本気で好きになってしまった。

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