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がんばったで賞 75 〜5人の溝〜

[335]  るー6  2010-10-24投稿
「俺は、ぜひアキさんに、為文大学に来て、もっといい小説が書けるようになって欲しいんだ。」
『為文大学?私にはそんな…。』
アキは戸惑った。
為文大学とはその名の通り、「文を為す大学」として有名な文章、文学などを専門的に勉強する、未来の小説家にはおすすめの大学…。
「10月に、オープンキャンパスがある。俺が案内してあげるから、良かったら来てみて。」
『あ…ぜひ行かせて頂きます…。』
為文大学…。
私が行きたくて行きたくて仕方がなかった大学。
耳が聞こえてればの話だけどね。
アキは、半ばそこへ行くのを諦めていた気持ちが、タクヤさんとの出会いで行きたい気持ちに変わった。
だが依然、5人の間には溝があった。
あれから誰も話さないし、誰も近寄らない日々。
アキは、最初の暗い生活に戻った。

カズヒロも、ユウタとは口も聞かず、ただ黙々とサッカーの練習をしていた。
アキに対する気持ちは、とても高まっていた。
だが、完全に溝が埋まる自信は持てない。
複雑な気持ちを抱えたままの日々が続いていた。

ユウタ、ヒロはカズヒロから離れ、よく2人でつるむようになった。
皆、バラバラになってしまった。

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