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無題

[709]  ロコ  2010-11-08投稿
自信なんて端からなくて
あなたの隣を歩くのだって
まるで夢のようだった


頭のどっかで失う覚悟を決めながら
あなたの手をきつく握っていた


だからね
早く言ってくれれば
それだけで済んだ
お前じゃダメだって


当て付けみたいな香水の残り香とか
見下すようなベッドの長い髪とか


ダメージが大き過ぎて
もう把握できない
傷が深そうで
見るのも怖い


このまま何食わぬ顔して
うちに帰ろう
夢から今目覚めただけなのだから

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